30 April 2007

愛すべき場所!

居場所 − 私にとって心身共にとても大切な場所。

4月最終日の本日、めでたく待ちに待った愛しのマイホームの引き取りを済ませてきました!今日の日をどれだけ待ち望んでいたことか・・・。道のりは長かったわ〜。

鍵を受け取り、”自分の家”への第一歩。二時間ほどその場にいたけれど、まだまだ実感は湧いてこない。でも・・・でも、やっぱり今までとは気分が違う。

これからは、心から”家に帰る、帰りたい”と思えるゾ!

快適空間万歳!

25 April 2007

愛すべきひと - SF

日本ではゴットファーザー、マザーの習慣がほとんどないけれど、私には(たぶん)ゴットマザーと言える人がいる。

彼女は実際、私の父の友人の奥さま。関東へお嫁にきて間もない母と同じ関西出身など境遇が似ていた事もあり、意気投合。それ以来30年以上の付き合いをしている。

何においてもすることが手早く、ちゃきちゃきして面倒見のいい彼女に対し、暢気な感じの母。対照的な二人だが、彼らの早口関西弁が始まると、漫才をみている様だ。

彼女には娘二人、私の母も娘二人なのだが、私が生まれた時、彼女はまだ幼稚園の長女だけだったので、超新米で、手際の悪すぎる私の母に手とり足とりで、子守を教えてくれたそうだ。暢気でトロい母を見ながら”この人ホントに大丈夫かしら?”と真剣に思ったらしい。

私が生まれた翌年にそれぞれ次女が誕生したので、手とり足とり教育もそれ以降はなくなってしまったのだが、それ以降も互いの家を行き来した。そういった背景から、彼女は”あなたが生まれた時を長く見てるから、思い入れがどうしても強いのよぉ〜”といつも言っている。

私がこっちに来てからも何度も手紙を書いてくれたり、たくさんの食材を送ってくれる。赤いちりめんバッグも”素敵だね”と言ったら、”じゃー持って行きなさい”と。もしかすると、母以上かも・・・。さすがゴットマザー。

私が日本に帰るといつも電話をくれる彼女。我が家全員、何かと彼女にお世話になっていると言っても過言でない。これからもどうぞよろしくお願いしますね。

うめこんぶ茶

私の祖父母は昔、お茶屋さんをしていた。夏休みになると店番の手伝い(邪魔?)をしたり、お茶を並べたり。だからか子供の頃から、いくつかお茶の種類は知っている。

お茶の中で少し不思議な区分だと思っている昆布茶。お正月に、緑茶に昆布結びと小梅が入った昆布茶をのみ新年を祝うのだけど、子供の頃は、味があまり好きでなかった。

が、なぜか大人になり飲むようになった。粉末の昆布茶。梅好きの私は梅入りの方が好き。時々、少ししょっぱさが欲しいときにはちょうどいい。

以前、母の友人Sが”海外に住んでると日本の味が恋しくなるでしょ?”っと言って、段ボールいっぱい日本の食材をくれた中に昆布茶が入っていた。いつも見慣れた朱色缶じゃない上質を思わせるきれいな和風の和紙パッケージ。”香煎茶”と書いてある・・・。彼女はちょっぴり上質品指向でいつも粋なのだ。

やはり上質だけある。同じ粉末でも状況が違う!ちゃんと茶葉が混ざっている。飲んでみるとこれまた違う。ほのかな緑茶の香りと、梅の味がキリリと効いている。いつものやつは、やっぱり昆布!って感じが強いのだ。S様、良いものを有難うございます。なんだか”質”ってものを感じてしまいました。

今度は和菓子と一緒に食べてみようかな。

24 April 2007

コーヒー牛乳

コーヒー牛乳といえば、母方の祖母を連想する。夏休み母の実家の大阪へ行くと、祖母が朝食に必ずコーヒー牛乳を作ってくれたから。熱くなくて、甘さがちょうどよくて、牛乳たっぷりでおいしかった。

子供はコーヒーを飲んではいけないといわれていた気がする(あまり言われた記憶がないけど)からか、コーヒー牛乳は特別なイメージがある。牛乳よりも高級。コーヒーよりも子供向き。今でもコーヒー牛乳を見ると、チョコ風味より高級感を感じてしまいます。(こちらのイチゴ味、日本のイチゴミルクと味が違いあまり美味しくないと思う)

最近、某M社の牛乳で500MLのコーヒー牛乳ボトルを見つけた。なぜか低脂肪しかないけど。普通のコーヒー牛乳に比べると、豆乳コーヒーみたいな感じ。でも日本の低脂肪牛乳より濃い感じ。

日本にはない感じのパッケージが、面白い。

なつめろ

ナツメロ=懐かしのメロディー。

いつの世代にもナツメロソングはあって、聴くと当時のいろんな事がつい昨日のように思い出される。懐かしかったり、切なかたっり、楽しかったり、悲しかったり。

年のせい?か、最近よく聴いているナツメロ。聴きながら、大体全部の歌詞が無意識でも歌えている自分がいる。80−90年代はカラオケ大流行だったからなぁ。歌番組もたくさんあって、歌番組があるとフリを覚えようと、TVにかじりついて見ていたり、ラジオから流れる曲をカセットテープに取ったりと、いろいろ苦労していた気がする。

そうそう、ドライブ中に聴きたい曲のランキングで、ユーミンの”中央フリーウェイ”が入っていた。あれもナツメロだ。でも、夜のドライブでついつい歌ってしまいたくなる歌なんだよね〜。

23 April 2007

愛すべきひと - YK

社会人になった時知り合った会社の人達との出会いは私にとってとても有意義だったと思う。彼らは性別、年齢、国籍、立場、役職関係なく誰とでも同じ目の高さで会話する人たちだった。だから、若く、新人だった私は彼らからたくさんの事、価値観を学んだと思う。そして、今でも連絡を取り合ったりしている人もいる。

その中で、不思議なことに今でもよく慕っていただいている人がいる。私が入社した時、事業部長の秘書をしていた彼女。私の所属していた部署の中で唯一、過去に海外に住み、外資系での就職経験が長くある人だった。彼女の世代(私より20以上年上)で、そういう経験を持つ人は珍しかったと思う。

私は華奢な彼女が持つ、内に秘めたハイカラ(死後?)さ、静かな中のお茶目さ、そんな所が好きだった。彼女の書く文章や、文字、話し方にもそんな雰囲気があった。

そんな彼女とは同じ感性や共通点があったせいか、立ち話をすることが多かった。海外の事、趣味の事、ネコの事(彼女は愛ネコ家)、料理の話などなど。彼女がアメリカで学生をしていた頃、新年カウントダウンで、隣にいた同級生に思いきり持ち上げられた後、キスされてびっくりしたという話(アメリカでは新年初キスは普通の風習だけど、彼女にとっては突然の出来事)は話す表情が見ていてかわいかった。

時々、気にかかったことをメモに書いたり、新聞雑誌の記事を切り抜いたものをくれたりもしたなぁ。

独身でネコと静かに暮らす彼女は今でも、記事やカード、季節を感じるもの(紅葉の葉っぱとか)と一緒に便りをくれる。

年齢を重ねても、可愛らしく、甘い雰囲気があるっていいなぁ。

ひゃくえ

昨日から頭の芯がちょっとだるい。不摂生?寝すぎ?食べすぎ?疲労?老化?それとも風邪の予兆?イマイチ判断が付きにくい状態・・・。

頭のてっぺんのツボっぽい所を押すと心地いいので、グーで叩いてみたり、指圧みたいに押してみたりしている。

原因は何なのだろう、足ツボで症状がわかるんだから、きっと頭のツボを調べればわかるかも?と思い、早速調べてみることにした。

結局、原因はよくわからなかったけど、頭はツボの集中地帯で、私が叩いたり揉んだりしている、この頭のてっぺんのツボは、”百会(ひゃくえ)”と言うらしい。「百」は多種、多様、「会」は交わるという意味。要は、多様な効果が期待できる重要なツボとの事。ちなみに、頭の芯が重い時にはこのツボらしいので、対処は間違っていない様子。

頭のてっぺんを指で押すのには力が入れにくいので、旦那にも少し押してもらった(実際、家族や心休まる人にしてもらうと、さらにリラックス効果が出るらしい)。ちょっとすっきりしたのは気のせいかな?

最近、健康にちなんだ話が多いけど、年かなぁ。。。

20 April 2007

鉄分

先日、献血をした際、鉄分のタブレットをもらった。一日1錠。献血をすると特に女性の場合は貧血になる可能性があるらしい。

ふと、鉄分の多く含まれる食べ物って、すぐ思い出せるレバー、赤身の魚、ほうれん草以外に何だろうと思い、調べてみた。

へー。アサリ、カキなどの介類、エビ、卵の黄身も鉄分があるらしい。野菜ではパセリなどの葉物野菜や、豆製品、そして海藻も鉄分が豊富だそうだ。

と、いうことで、昨夜ワカメ入りの茶碗蒸しと、豆腐と野菜のスープを夕飯に作りました。これで、私の体内の鉄分UPできたでしょうか・・・。

食べ物も食べ方も栄養とかを考えてみると結構楽しい。

いろ

色って美しいと思う。

色鉛筆、絵の具、ファイル、クレヨン等々、色がザザーッと揃っているとなおさらなのだが、きれいな色を眺めているのがとても好き。色達はその時の気持ちを表現したり、時にリフレッシュのきっかけをくれる。食べ物も色合いがきれいだと食欲も湧くよね。そういえば、私たち人間にもCOLOURがある。

最近好きな色は・・・黄色、オレンジ、黄緑、サーモンピンク。

明るく、少し温かく、さっぱりした、春みたいな印象だなぁ。気持ちも軽やかになる。
でも、今まで特別好きだと感じたことのない色たちだ。

子供の頃好きだった色は赤。妹は姉のわがままに押され赤以外の色をなくなく選択することになり、よくしょげていた。普通女の子は赤が好きだから。(すまんねぇ)中学生の時は、ピンク。(妹はやっと赤を獲得!)その後は覚えてないけど、赤やピンク − いかにも女の子色 − は好んでいなかったと思う。やっぱり気持ちの変化か?

一時期、黒にも凝ったけど、友人にベストカラーを診断してもらって以降、黒とは渋々サヨナラしました。クールに黒を着こなしている人を見ると、心惹かれるんだけどね。

さて、今日の気分は何色?

19 April 2007

ヘレンド

食器好きの元同僚と行った、隠れ家的で小洒落たコーヒー専門の喫茶店。その店のオーナーはコーヒーと食器が大好きで、自分でコーヒーを淹れる特別な設備を整え、自分でひとつひとつの食器を現地に行っては買い集め、揃えているらしい。

とても香りと味が深いコーヒーと、その店お勧めのコーヒーゼリー(これまた意表を付いたゼリーだけど美味しい!)を注文。自分の元へ品が運ばれたとき、感動した。その食器にである。手書きではないか?と思う程、繊細で、上品で、色合いが美しい。形、デザインも普通のものとはとにかく違い、モチーフに蝶々や花のつぼみなど、ユニークなのだ。

あまりにも感動したので、オーナーに伺った所、その食器はハンガリーの名窯、その名もヘレンド(HEREND)という銘柄だと教えてもらった。私は銘柄にこだわりがないけど、元同僚がとても感激していたから、おそらく相当高価な銘柄なのであろう。

調べてみると、どうも職人が手書きで絵柄を書き、高価なモノであればカップ&ソーサーでも数十万は軽くするらしい。それでもとにかく素敵なのだ!

それ以来、一つも持っていないけど、私はヘレンドが大好きなのである。

昨年、イタリアに行った時、街角の食器屋さんのショーケースにヘレンドの食器、カップ&ソーサーが上品に飾ってあったのを見た。他の銘柄と少し違うので、すぐわかる。買いたかったけど、やはり、素敵なモノは高価でした・・・。

自分で持たなくてもいいから、もう一度、あの喫茶店でヘレンドに入ったコーヒーをのみたいな。

じてんしゃ

私の実家は高台にあり、家周辺は坂、階段ばかり。そんな環境で育った私の自転車との出会いは少し遅かった。友達の自転車を借りて練習したりしていたけど、普段乗る機会がいっぱいないので、爽やかに乗れるようになるまで結構時間がかかった。

だからなのか、自転車には特別な思いと憧れがある。高校の修学旅行で冨山に行った時、自転車に何時間も乗って観光し、とても興奮したのを今でも思えている位だし。

こちらに来てから、欲しかったもののひとつが自転車。今住んでいる場所は比較的平坦で駅まで車を出すには短距離すぎる − 自転車が最適な環境だ!しかも、アウトドアの時にもいいし、旦那が駐車場から釣り場まで荷物を載せて自転車を走らせるのにも都合がいい。

と、いうことで購入。常に広告を注意深く目を通し、ついに超格安な自転車を発見!5000円以下で買いました。色は、赤と青と黄色があったけど、映える黄色に決定。

以降、駅が近くなった私。出かけるときは必ず自転車で駅に向かいます。

くみあわせ

夏みかんとゆでたまご、天ぷらにすいか、ドリアンとビール、ウナギと梅干し。栄養学的理由だったり、先人の知恵や経験上だったりで、食い合わせってある。要はミスマッチってことだ。だから、支障をきたすって仕組みになっている。

少し前に新聞で、この国の動物園にいる北極クマが、その生態に沿うことが難しいという理由から、クマの気持ちを考え、より適切な気温の国へ引越しするという記事があった。それこそミスマッチ過ぎる。どれだけの気温差を越えた環境下で生活していたかと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいデス。

普段の生活で思うのは、高温多湿の熱帯雨林気候のご家庭で飼われているシベリアンハスキー。あせもなどの皮フ病がつきもんだそうで、気候にそぐわないペットをエゴで買うのは如何なものか?という討論記事を読んだなぁ。時々、散歩中にすれ違うハスキー君、暑い中、本当にご苦労様です・・・。

ホントにいいのかなぁ。

18 April 2007

献血

本日、人生2回目の献血をしました。日本で10年くらい前に一度、こちらで今回。

実は注射は平気なのに、採血や点滴のような腕に針があたっている感覚がどうも苦手な私。献血はいい奉仕活動とはわかっているものの、そして(日本では)ヤクルトかポカリスエットがもらえるとわかっているものの、牽制しがち。

そんな私が献血をしようと思ったのは、変な思いつきから。

ここ最近、ウダウダと煩わしい事が多くて、心がだるく、重い感じだった私。この際、何かスカーーーっと身も心も軽くなりたーい!と自分の中が叫んでいた。(と、思う)

ある日、大昔のドラマCD(探偵モノ)を見ていた所、血を抜いて体重を軽くするというトリックがあった。そうか、なるほどね。・・・ん?ちょっとイイ考えでは?今の私は、献血でもして、重たい血の気とだるい心を一掃した方がいいのでは?奉仕活動で心も爽快じゃないか!

思い立ったら吉日。早速実行に移したのでした。

手続き(半分取調べ状態)や、献血場所の雰囲気(医療機関とは思えぬ賑やかな雰囲気)が日本と違ったけれど、450ML献血して参りました。お土産にハート(献血中にニギニギするためのモノ)を頂きました。

体重は変わってないけど、爽やかな気持ちになれて良かったかな。

交換にっき

日本人で私の世代であれば、一度くらいは誰かと交換日記をしたことがあると思う。今思えば、下らない事を長々と書いていたとも言えるし、たくさんの夢があって楽しかったとも言える。

そういえば、友達に両思いの彼がいて − 彼らは交換日記していたのだが − 交換するのがはずかしくて出来ないとかで、私が二人の間に入ってノートを渡してあげていたこともあったなぁ。

現代・・・。ふと、形式は変われど、このブログ、交換日記をしているみたいだなぁ、と思った。親愛なる友RSと♪ 実際は思ったこと、思っていること、作品自慢と一方的に書いているだけなんだけど。

懐かしさと共に、なんだか楽しさを見出した。

17 April 2007

愛すべきひと - SO

今日は私の母の65歳の誕生日。

普通、段々歳を取ってくるとイヤだなぁ・・・と思う人が多い中、彼女は今日の日を心待ちにしていたようだ。彼女曰く、年金もちょっと増えるし、シニア割引もあるし、旅行とかにいいじゃなぁ〜い。だって。なるほどね・・・。

子供の頃、私は母の事を”ひまわりお母さん”と言ったらしいが、彼女はまさにそんな感じの人だ。単純で、真面目だし、食いしん坊で、寝相が悪くて、おっちょこちょいだけど、いつもひまわりのように明るく、笑顔で、周りの人間に元気を与える、そんな力を持っている。

私が結婚してから、子供の頃の話だけでなく、嫁としての話を聞くようになった。果して自分もそんな嫁、妻、そして母になれるのかなぁ・・・なんて考える事もある。今の自分ではまだまだ足元にも及ばないって感じだけど。

彼女については書き尽くせぬことばかり。

いつでも、エネルギッシュで楽しそうに忙しくしている彼女。私もそんな風に歳を取りたいと思う。

Ca va(サヴァ)!

Ca va(サバ)?:フランス語で”元気?”っていう挨拶らしい。

”秋サバは嫁に食わすな”という諺もあるなぁ。サバは生き腐れといわれるように痛みが速いらしいので、大事な嫁に何かがあってはいけない!という解釈があると聞いたことがあるけど、”秋においしいサバは嫁に食べさせたくない”という嫁いびりの意味もあるらしい。

でも大丈夫♪私の義母は光り物の魚があまり好きでない。そして私はサバは釣るのも食べるのも大好き。

こちらではサバを食べることはないのではないかと思っていたけど、韓国の人は食べるらしく、韓国料理としてサバ焼き(頭つきで縦に半身と斬新)が結構出ている。無性にあの魚臭い味が恋しくなると韓国料理屋へ向かう。(日本料理屋では高くて食べられません)

なんともいえないジューシーさがたまらない。韓国風(かなぁ?)ではカボスをしぼって食べるんだけど、それがなかなか合います。

しかし、サバ料理で本命は、〆サバ。口にする機会があまりないので、日本に帰るとバッテラやら〆サバが気になってしかたがありません。以前、帰国した際も、駅でサバ寿司を買って車中食べました。あー幸せなひととき。

あ、サバを食べるときの難点。旦那がそばにいるとき食べられない。青魚の臭いがダメらしい。でもなぜか、彼といるときに無性に食べたくなる私・・・。


てがみ

最近は文明の力に依存しすぎて、頻度が激減した手紙。昔、手紙を書くのが本当に大好きで、友達やいとこなどにしょっちゅう出していた。大体手紙は5枚、10枚と長文で、いつもレターセットの封筒がたくさん余っていた。

以前、手紙の中で知りあいが”手書きの手紙は心や、その人そのものが伝わるので好きだ。”と言っていたことがあったが、まったくもってそれが手紙のいい所だと思う。やっぱり、手書きの手紙をもらうと読みながらその人を容易に思い出せたり、気持ちが理解しやすい。一方、PCからの活字では伝わることも半分上伝わらない気がする。

そういう思いからか、私には”文通相手”がいる。

私は彼女の書く文字と表現の仕方が昔から大好きで、彼女の手紙を読むのが好き。昔、その事を彼女に言ったら、彼女も私の書く文字が好きだということを知った。それ以来、彼女との文通は私(たち)にとって大切なことになった。

こっちにきてから、不思議なことに、今まで一度もしたことがなかったのに、おじおばと文通が始まった。彼らは手書き世代。PCに向かうなんてもってのほかの方々。ましてや、彼らにとって海外に手紙を出すなんて、かなりの挑戦なはず。なのに、自分たちで工夫し、いつも私の手元にやってくる。日本で得た、こちらの情報も添えて。そして、温かい手書き文字。

また、手紙書こうかなぁ。

習慣の知恵?


私の住む、現地の方、特に華人系の方は、習慣なのか、文化なのか、基本的、比較的にショートカットな思考が得意だ。ある意味、不親切で、プロセスがないともいえるが、ある意味、非常に効率的な切れる考え方をする。

漢方屋で深くうなってしまった出来事。

漢方を処方してもらい、カウンターで漢方を受け取った。漢方は袋入りで何十連にもなっていた。まるで、駄菓子屋の笛あめみたいだ。そして、何十連にもなっている最初の袋に名前と服用方法が記載されたシールが貼ってあった。

そこで、受付のおばさん。”あー、名前貼ってある方が頭だから、そっちら飲まないでねー、お尻から。わからなくなっちゃうから。わかった?”と、言った。

”あ、はい。” ・・・・へぇ?!?

数秒考えた後、深く納得した。お尻から飲めば、最後までシールの内容がわかるってことだ。なぁ〜るほどぉ。そういう考え方もあるよなー。

日本にもそういうのってあったかな?いずれにしても、彼らの効率的な思考の一面が顕著に出た一瞬をみたのでした。

16 April 2007

野外活動


近年、私たち夫婦は野外活動(アウトドア)をちょくちょくやっています。

過去にやった(っている)こと:ピクニック、七輪で野外焼き鳥(要はBBQ)、釣り(朝、昼、夜含む)、サイクリング・・・ ここに挙げた活動が全部できるのでは?という突然の思いつきから、去年テントを購入。

テント生活(?)に慣れている彼と、野外活動の好きな私。役割分担に苦労なく、自分達なりの楽しんでいます。幸い、よく行く海岸公園は、水道やトイレなどの設備がキチンとしていて、気軽に野外活動ができるありがたい環境にある。

手順はいつも簡単。焼き鳥の材料を含めた食材を家で準備、必要な道具(ほとんど車に常備)を車に搭載。そして、GO!

到着すると、旦那は大好きな釣りに、私はサイクリングや七輪の準備。日が落ちたら、焼き鳥をあてにお酒を飲んで暫しおしゃべり。旦那はその後再び釣り。私は火の番をしたり散歩。なんとも気ままな野外活動。

そんな野外活動。残念な事に毎回天気が悪い。雨女(私?)の仕業か。晴天で暑すぎるのもイヤだと思うけどな。

初代ブランケット


妹のブランケットについてブログしたところで、自分のブランケットを載せることに全く思いが至っていなかった。

と、いうことで、初代はこちら。唯一自分で作り、保持(?)しているものです。

先のブログでもあるように、サイズを大きくするに当たり、生地が足りなくなってデザイン変更が必要となって全部ほどき、色合いが不釣り合いになって全部ほどき、やる気になってはやる気を失い・・・の繰り返しの後、出来上がったブランケット。愛着も”ひとしお”なんです。

たくさんの種類(色、デザイン)の生地を使ったのにもかかわらず、全体の色のバランスがいいのが、自己満足、自己自慢のポイントです♪

15 April 2007

ブランケット


手芸、ハマると寝ずに作り続けるけど、一度飽きると本当にやらない私。大作になると、それなりに時間がかかる。なので先を見てしまうと、飽きがち、というか、何度とあきらめそうになる。

私の一番の大作と言えば、ブランケット。
縫ったり、気が変わってほどいたり、生地が足りなくなってデザインし直したり、くじけて見向きもしない時期などもあり、通算5年くらいかかった。できあがったときは本当に嬉しくて、唯一のMY作品にした。

それを横で見ていた妹。自分も作るぞ!と張り切った。・・・ハズがナゼか私の手元に。・・・へ?

あまりのロングラン作業にお手上げしてしまったらしい。作りかけのブランケットとともに私の元へ遊びに来て、"お願いします”と言って帰って行きました。それが約1年前の事・・・。

私も半年以上見向きもしなかった(私のよりも大きいのでずーっと先の完成なのが読めていたのです)のだが、最近になって気が向いた時にテレビを見ながら時々チクチク。そして、ミシンで一気にラストスパート!

と、いうことで完成しました!やったー!

バイアス部分、いろんな種類の余り生地をつなげて作っているので少し変わっていてステキだと思います。(写真では見えにくいかな)ちなみに、彼女もパッチ部分にはきれいな色の生地と古い生地(シャツとか)をミックスしています。

予想より早かった完成をとても喜んでいた妹。・・・が、誰がとりにくるのかな?

愛すべきひと - TO


子供の頃見た夢で、私の伯父が実は自分の本当の父親であった。というのがある。夢の中での話なのだが、それを聞いた時の私はヤケに納得した。

と、いうものわけない。伯父は、子供の頃から私と妹を我が子の様に可愛がってくれているからで、私たちの彼への愛情も実の父同然。他の伯父伯母が参加できなかった私の結婚式にも、彼を呼んだくらいだ。

70歳を越えた伯父であるが、その歳には見えない程、心身ともに若く、元気で、声も大きく、お茶目だ。恐らく、画家でもあり、美術学校で教壇に立っていたこともあった伯父は、たくさんの若者に触れ合ったり、デッサンのためにいろんな場所を旅したりすることで、たくさんの刺激を得、エネルギーを養って来たのかもしれない。

海岸通りにある古い木造のアトリエを兼ねた家に彼は何十年も住んでいる。そんな彼の家はとても特別な空間で、夏には家から見える花火を眺めながら家族みんなと食事をしたり、冬になると普段飲まないようなハーブティーを飲みながらおしゃべりした。テレビがないから、たくさん話がでてくる。

大人になってからの私は、昔から何かあるごとに、一人で彼の家へ行っては、いろんなことを話したり、興味深い話を聞いたりした。そして、温かい気持ちで心がいっぱいになって家に帰る。今は、なかなかそれがかなわないのが残念だけど・・・。

私の結婚式がたまたま彼の誕生日なのは、何かの縁かも。

これからも声が大きく、お茶目な伯父でいてほしいです。

13 April 2007

愛すべきひと - RS


学校初日、猛烈な勢いで教室に飛び込んで自分の名前を言い、着席した人がいた。

それが、親愛なる友RSとの出会いの瞬間でした。

あれから、十数年・・・。私たちの関係は変わりなく続いていて、彼女に対する私の思いは今でも変わらない。カンフル剤のような、そして永遠の憧れの人である。

しかし、昔から疑問に思っていることがある。

まず、彼女と私、まったくもって雰囲気が違う。趣味や、感覚(彼女は都会的)、センスなどなど。そんな彼女と私がなぜ友達という関係でい続けられるのか?と。いまいち接点が見えないのだ。

でも、接点とかそういうことじゃないこと分かってきた。

彼女には皆を引きつける魅力を持っているだけじゃなく、自分と違った人に興味を持ち、そして受け止める大きな受け皿と勇気、何といっても人を客観視できるクール(見た目もね♪)さを持ち備えているのだ。

感服!

これからも、親愛なる友で居てくださいね。

12 April 2007

いとしのパグ


この表情。何ともいえません・・・。

実家にいる頃も、現在も私は犬を飼ったことがないけれど、何ともいえぬ味わい深い表情がたまらないパグ犬が好きです。去年、パグの日めくりカレンダーというのを購入し、その表情達を見て毎日楽しみました。

パグ・・・ブサイクと言えばブサイクである。でも、ブサイクを越えた魅力がある。

ってことは、内面が外見に勝るってことで、いいヤツなのか?

妹がいつかパグを飼い、名前を”くつした”にすると言っていたけど・・・ホントかなぁ。

旬のもの:春


春です。日本は・・・。

先日、母がお友達宅の裏庭にある、たけのこ・セリ・山椒を取りに行ってきたそうな。そのお宅は敷地が広く、裏庭には竹林、湧き水(昔は井戸があった)があり、毎春、母の大好物であるたけのこを含んだ春の旬ものを取るため、彼女に声をかけてくれるのです。

最近の若い世代はこういった食べ物を作っても好んで食べないし、自分たちだけでは食べきれない、とおばさんがいつも言っていたけど、我が家にとってはなんとも贅沢なお話だ。

日本は四季があり、その季節折々の食べ物を口にできるというのは幸せな事だ。食べることで、五感全部で季節を感じることができる。こころも体もほっとする。

以前、漢方の先生が、”それぞれの季節に体が順じていくように、食べ物も季節に順じている。だから自然の摂理に基づいて食することは私たちにとってごく自然で、道理にかなっている。”と言っていた。現代人はそれに反した食生活をしがちだから、心身に支障をきたしているらしい。

ふ〜む。納得。

この時期、実家では、母がわんこそば状態で、たけのこを炊き、毎食、たけのこが食卓にあがる。・・・・食べたーいっ!

アニエスまくら?


ボーダー、ストライプ柄が好き。

アニエス・ベーといえば、ボーダーT。学生の頃、高価なファッションでしたが、色や素材がよいのと、何にでもあわせ易くて、数枚持っていた。

何年か経ち・・・センチメンタルバリューでボロボロになっても捨てきれず、タンスの肥しに。そんなボロボロアニエスボーダーTに転機が訪れた!

旦那が昔大事にしていた昼寝枕がやぶけたのである。

何というのか忘れたけど、スチロールのツブツブが綿になっている枕。柔らかくて、とっても気持ちがいいけど、枕カバーがやぶけると、中のツブツブがどんどん出てきて収拾が付かなくなる。

もともとおまけでもらった枕。捨ててしまおうかと何度も思ったけど、センチメンタルバリューということでこちらも転機が訪れるまで取ってあったのです。

で、できあがったのがこちら。

ボーダーTの腹の部分は汚れていないし、もともと基本は四角なので簡単。生地もしっかりして、機密性があるので、ツブツブが出にくいわけです。

そして、首元についている”アニエス”のラベルをあしらって、”いかにも”アニエス枕っぽく仕上げました。(こんなの売ってないけどね)


センチメンタルバリューのドッキングってことで、お互い満足。めでたしめでたし。

11 April 2007

辛ラーメン


初めて韓国に行ったとき驚いた事。食堂でインスタントラーメンがメニューにあった事。かなりのカルチャーショックだったけど、あまりの美味しさに今でも忘れられぬ味のひとつ。その名は辛ラーメン

韓流ブームに則り今や日本でも人気のインスタントラーメン。日本人の口にも合う。

日本を離れ、早4年。日本のインスタントラーメンの美味しさをしみじみ感じる。こっちで売ってはいるけど、日本での販売価格を知っているとどうしても買えない。超お手頃の現地ラーメンはその超お手頃さが味に出てしまう。欲求が満たされない・・・。

その時の私の願いを叶えてくれるのが、この辛ラーメン。日本のラーメンとは違い、とてもお手頃+美味しい!!辛いもの好きな私には好都合です。玉子入りがベスト。他ブランドも韓国ラーメンを出しているけど、私は辛ラーメンが一番元気が出る気がする。

しかし、何で他の国のインスタントラーメンって味気ないんだろう。。。麺とスープだけ!って感じだし、パッケージ写真は美味しそうだけど、現物はとても非常食っぽい。

インスタントラーメンってやっぱり芸術そしてイノベーションだと思うのでした。

10 April 2007

ふくろ for my dear friend


大人になってから突然好きになった手芸(主にパッチワークとくま作り)。

作る時よくするのが、イメージング。できあがった作品を受け取る人の雰囲気とか好きなものとかを(勝手に?)イメージして、色合いなどを作る。そうでない時には、その時の気分とか、テーマをなんとなく作る。くま作りなんかは作りながら、色を変えたりするときもある。

親愛なる私の友達はそんな私の作品のテイストをとても気に入ってくれている。

彼女にはもうすぐ赤ちゃんが生まれる。出産に因んで、彼女の身近にありながらも、私らしく応援できるものはないか?とちょっと考えてみた。以前、彼女は母子手帳入れが欲しいと言っていたことを思い出した!

親愛なる彼女に、母子手帳入れを作ることにしました。赤ちゃんの誕生って、やっぱり手作りって感じだよな〜。

しかし、サイズが分からない・・・。

いろいろ調査し、入るであろうサイズで作りました。もちろん彼女の雰囲気をイメージ。気に入ってくれると嬉しいなぁと思いながら、作るのは楽しい♪ 少し生地が余ったので、同じデザインでおまけふくろも作りました。

もともと彼女のカバンにはたくさんのものが詰まっているので、入るかなぁ?

08 April 2007

よなか


真夜中になると外も家の中もシーンと静まり返る。

私はどちらかというと夜行性なので、夜にごそごそと何かをする事が好き。深夜映画を見たり、趣味の手芸に勤しんだり、日記を付けたり、部屋の窓から外の景色を眺めたり。その時間、なんとなくホッとして気持ちが落ち着く。このまま夜が続かないかなぁ〜、と時々しんみり思う。

そんな風にごそごそして、ふと気がつくと、夜中4時になっていたりする。朝が明けてしまうことに”やばい!”と、危機感を感じ、焦って床につく。

翌朝、体内時計が狂い、目覚めが悪くって、ちょっと後悔したりもするんだけどね・・・。

05 April 2007

ふたご


結構世の中に双子っているんだよね。私の友達にもいる。

それぞれ性格は異なる双子。でも一心同体っていうのがあって、どれだけ離れていても互いの事が分かることがあるらしい。とても興味深い。

双子の母親になるのは、何かと大変そうだけど、楽しさ2倍なのかしら?おそろいの服とか着せていると可愛いし、親としても楽しいかも。(しかし洗濯2倍か・・・)


先日TVで世界ミス双子コンテストがやっていた。世界各国からやって来た双子美人が世界一を競うってヤツですが、どの双子も良く似てるね〜。利点も(問題も)多いのかな。

ちなみに、観客側もたくさんの招待双子で埋めつくされていました。

和太鼓


話が前後していますが、今年から和太鼓を始めました。

日本人魂なのか、人間本来の本能なのか、太鼓って聞いていると、体の中がむずむずしてきて燃えてくる感じがします。もともと打楽器は、心で打つものだそうです。だから、体を突き抜けて、心に伝わりジンジンしてくるのでしょうか。

昔から和太鼓はやってみたいもののひとつでしたが、日本ではなかなか機会に恵まれずじまい。ところが、こっちに来てから日本文化を広めようという活動があり、和太鼓の存在がぐぐっと近くなり、始めることにしました。

やってみると、見ているより難しい。でもとても楽しい♪燃える!今では毎回手に水膨れができるまで燃えています。

そして、同時に1)集中力を高める。2)下半身が強くなる。3)意外に全身運動。4)声を出し、叩くことでストレス解消。ということに気がつきました。また、太鼓は単独ではなく団体演技なので、周りとの連体感も重要なんですね。

ちなみに、日本人ではない先生(日本で指導を受けていた)曰く、子供の頃から太鼓を聞き親しんでいる日本人と違い、”ドンドン、カカカ、ドン、カカカ”が通用しない当地人への指導は工夫が必要で、時間もかかる、そうです。でも、とても一生懸命な姿がかわいいです。

頑張れ先生!

04 April 2007

牛乳 その2


先日、牛乳について書いて、冷蔵の必要がない牛乳についても触れた。

前回、”成分調整してある”と言ったのですが、ちょっと表現が違っていました。その冷蔵の必要のない牛乳とは、”全脂乳”のことで、英語ではFULL CREAM MILKといいます。日本では全脂粉乳(液体ではなく、粉です)がお菓子とかパン作りにはよく使われているらしい。

で、その全脂牛乳は牛乳を乾燥した粉を液化している(んだと)思うんだけど、普通の牛乳よりビタミンとミネラルが豊富だとか。そして、なぜか、牛乳よりも全脂粉乳は安い。っということで、あまりにも牛乳好きな外国のご家庭では、この全脂粉乳を水で溶かして”牛乳”を作り、飲むこともあるらしい。

と、言うことで、本日初めてFULL CREAM MILKとやらを購入してみた。確かに、”開封後は4℃以下で要冷蔵”とパックに書いてあるが、常温でずらりと陳列してあった。

そして、試飲。(ちょっと不安だったので、冷蔵庫で冷やしてから飲んでみました。)

牛乳の匂いが感じられないけど、思ったよりも飲める。牛乳と比べると後味が”ミルク”っぽい感じでした。たぶん、単体で飲むより、コーヒーとかに入れたらおいしいのかも。

次回、他のフレーバーもあるので(私の好きなバナナ風味があった。)挑戦だ〜!