10 May 2007

アブちゃん

新居の話をするにはこの人を忘れてはならない − アブちゃん。アブちゃんと言ってもこれは私だけの彼の愛称なのだが。アブちゃんの本名は、アブドゥル(ABDUL)。

我が新居の警備員として活躍中のアブちゃんは名前の通りイスラム教の方なのだが、非常に陽気で、現場に二年もいただけあり裏事情に妙に詳しい。何度も同じ事をいうがたまに傷だけど、”私アブドゥル、何かあったらいつでも携帯に電話ね。”という自己宣伝をいつも忘れないのがお茶目で憎めない。

彼との出会いは2ヶ月ほど前。新居への引越しのメドが立たず気落ちした私がなんとなく新居周辺を俳諧していた時の事。ゲートに立っていたアブちゃんの目にはボケーっと俳諧している私がよほど奇怪に見えたのだろう、どうしたのか?と声をかけてきた。

事情をしょんぼりしながら話すと、普通では入れない新居に私を連れてってくれた後、得意の裏事情を必要なことそうでないこと問わず、あれこれ教えてくれた。それがきっかけとなってその数週間後に私たちは入居許可をGETすることができたのである。さすがアブ様。

先週、久々にアブちゃんに再会。施工会社からの信頼が熱い(裏事情に詳しいという言い方も・・・)彼は、夜間の警備を任されているとのことだった。内装工事が終わった外国人労働者が羽を伸ばしいろいろやらかす事の多い夜間は、労働者に顔が利き、目鼻の利くアブちゃんは超が付くほど必要な存在なのだ。休みがないとぼやいていたけど、自慢気に裏事情を話す彼はとても愛らしかったです。

今日は見なかったけど、やっと休みとれたのかな?

1 comment:

RS said...

世の中にはいい人がいるんだよね。
ついつい、嫌なヤツばかりに目がいく世の中だけどね。私がいくとき、アブちゃんいるかなぁ~?