
邦楽なんてほとんど興味のなかった私。当地に来てからよく見るようになった。そういえば、昔の同僚もまったく見なかった日本のドラマを海外に行ったら見るようになったと言っていたっけ。最近は邦画もずいぶんと勢いを増してきて、面白そうなものも増えてきたし。
先日日本へ帰国していた際、ちょうど封切りになっていた本映画。見ようかどうしようかギリギリまで悩んでいたが、いずれにしても当地で公開するし、何しろ日本の半分以下の値段で見られると思った瞬間、待つことにした。日本公開から待つこと二ヶ月半、やって来ました。
やっぱりジャパニーズジョークというか特有のユーモアが面白い。大笑いする程ではない、バカだなーという感じのユーモアの見え隠れする連続がいいんですね。
でも日本のストーリー展開というか構成の緻密さに感心した。いくつかのストーリーが交錯するんだけど、話が変わっても、次のストーリーに入っていくときの話の持って行き方がうまいと思う。え?どうだったっけ?というような、見ている間に迷子になることが少ないかな。逆に言うと話が読みやすいとも言うけど・・・。
それにしても、鑑賞中、近くに座っていた観客の足は驚くほどクサかった・・・。